2010年09月15日

静岡県庁

 静岡県環境保全型農業推進協議会有機農業推進部会の会議が静岡県庁でありました。それぞれ平成21年度の事業報告と22年度の取組み。

 森林・環境フェア(10月30日、31日)での出展
 有機農業事例集の作成
 しずおか有機農業マーケットの開催(青葉公園、葵スクエア、花緑タウンフェアにて1月から3月の土日)
 シンポジウムの開催等々

 行政で出来ることは、主に広報活動支援のようです。技術の体系化と新規に取り組む方への支援は、まだはっきりしていません。そこでテクニック的な話になりますが、
 




 意見として、有機農業コンサルタントを提案しました。

 認証団体の検査員は現場に一番近く知識も豊富ですが、コンサルタント業務は出来ません(ただし実例をいくつか挙げることはコンサルタント業務には含まれません)。そこで、行政またはJAの営農部で、農家の規模、作物、技術レベル、販路を考慮して、最適な販売表示形態を提案することが出来れば、新規参入者への大きな支援になります。また、同時に初期の有機JAS書類作成支援が出来れば、もっと大きな支援になります。どの認証団体がいいか、どの表示がいいか、有機JAS制度、エコファーマー、経済連エコ栽培農産物、静岡農産物認証制度、GAPなど、横断的な知識と最適化が必要となります。

 ところで、委員には流通業者がおりますが、意見交換では、根本的な問題提起がなされました。有機農業を推進するという先の姿がみえないという点と、現段階では流通業者の位置がはっきりしないという点です。

 前者は、環境保全型農業の一形態という位置づけのために出来ることが限られていると私は思います。それを仕方ないと思っていたのですが、それではいつまでたっても同じ議論になるかと。

 後者は、小さい規模が多いため、既存の流通では困難です。そこを、例えば1割高を目標に経営や流通や技術を整えるか、あるいは中食や給食(支援を含む)の活用で廃棄率を減らすなどの総合的な施策の議論が必要ではないかと言うことでした。静鉄ストアのOさんは、現場の農家を何百件も回っている現実を踏まえての発言で、重みがあります。

 ついでに山寺さんで茶器を購入しました。

 同じ時間に、中山間地銘茶100選の設立会議がありましたが、間に合いませんでした。


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 私、茶師 鈴木猛史と申します。HN たけ茶ん です。

春野の山ん中で、お茶を栽培、製茶、販売しています。

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