高塚不動のお祭り
秋祭りとは別に、高塚不動のお祭りがあります。10月28日、雨が小降りになったのでお祭りしてきました。
登り口にのぼりと榊をたてて登ります。特に整備しているわけでもない道ですが、稜線を登っていき頂上に。
不動明王(大日如来の化身)のお祭りということで、仏教なのかなとなんとなく思っていたのですが、改めてネットで調べてみますと、山岳信仰と密教の神仏習合からの修験道なのかなと思います。少し下ったところに、行者平と呼んでいる場所もありますし、この高塚山は修行の地であったのではないかと。
明王像に御幣(ごへい)、榊、ロウソク、御洗米、塩、水、お神酒、うるち米の小豆飯をお供えし、二礼二拍手一礼。以前は、御嶽山の関係の方が一人いらして、真言を唱えていたそうですが、今はそれはありません。
その後、6つの石をお祭りします。言われなければ分からない石なのですけれども、最近はどの石か覚えました。よく見るとゴツゴツしていたり、赤かったり、個性的な石です。これもはっきりした伝承がないのでネットで調べてみました。おそらく、原始神道の、森羅万象に命や神霊が宿るいう信仰の対象として、神奈備(かむなび)として高塚山、磐座(いわくら)としてこの6つの石なのではないかと。
房総半島の高塚山にも不動尊が祀られているそうですし、高塚山の名の起源も修験道あたりにあるのかなとか、不動川の名も、高塚不動からの~かなとか。そんなことを夢想しながら、下山しました。
小さな地区の小さな民間信仰ですが、大事に続けていきたいものです。
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